粘土（ねんど）
こんにちは。ブロガーのアキラです。
今回は、クリック報酬型広告の一つ「nend」を、わたしが実際に2年間使ってみた感想、使い方のコツを書いてみます。
・これから「nend」を使おうか迷っている人
・いま現在「nend」を使っている人
の参考になればと思います。
「nend」はスマホ専用
記事タイトルにもあるように、「nend」はスマホ専用の広告です。PCには貼れないのでご注意ください。
「nend」と同じようなスマホ専用広告には、
・AMoAd（アモアド）
・ADroute(アドルート)
があるので、ここら辺と「nend」は比較対象になるでしょう。
結論～かなり良い感じ～
2年間「nend」を使ってみての感想を一言で表すと…
スマホ用のクリック報酬型広告としては、A社（超有名広告）を除けば、最優秀レベル
という高評価になります。
わたしが運営しているサイトの中で、超有名広告「A社」を貼ってないサイトでは、スマホの収益は「nend」を頼りにしている現状です。
高評価の理由
わたしが「nend」を高く評価する理由を3つ挙げると、
・【収益性○】「A社」を除いた「クリック型広告」の中では、収益が「マシ」。
・【始めやすい、使いやすい】審査がそれほど厳しくなく、誰でも始めやすい。開始後も、厳しい規約は無いので、気楽なブログ運営が可能。
・【安心感】広告の運営会社は、大手の「ファンコミュニケーションズ」。
この３つです。
「nend」の収益について
気になる収益について、もう少し具体的に説明します。
わたしが2年間使ってきた実体験と、今回ネットで調べたことを合わせますと、
「nend」の収益について、以下のように結論付けられます。
・（前提）「nend」の収益は、広告を貼ったサイトとの相性でかなり異なる。いちがいに「nendの収益はこれくらい！」と断言するのは難しい。
・あえて言うと、「nend」の収益は、「A社」を貼った時と比べて「4分の1以下」の収益。
「4分の1」じゃなくて、4分の1「以下」です。
「nend」も決して悪くありませんけど、やっぱり収益では、「A社」最強説はゆるぎませんね～。
あくまで「nend」は、何らかの理由で「A社」を貼れない場合の最優先選択肢という位置づけです。
皆さんわかりきってることかもしれませんが、結論を補強する意味でも、一応書いておきました。
「nend」の収益はサイトの種類によって結構違う
「nend」は、スマホゲームやアプリの広告が多いとされており、ゲーム系の趣味を扱ったブログなどでは、収益が高くなるみたいです。
わたしの体感だと、漫画広告が多いので、ブログで漫画を紹介してたりすると、「nend」と相性が良いと思います。
開始直後は収益が高くなりがち
収益について注意点です。
「nend」の広告配信をはじめた直後は、どのようなサイトに貼ったとしても、単価が予想以上に高く、良い意味で驚くかもしれません。
ですが、浮かれ過ぎないようにしてください。
なぜなら時間の経過とともに、単価は単価は下がるのが通常だからです。
「単価が高い」現象は、ながくても半年～1年以内に終了するはず。
この「広告配信開始直後だけ単価が異常に高く、あとは時間の経過とともに単価がじわじわ下がっていく」現象は、「nend」だけでなく、どの広告会社にも当てはまりがちな傾向なので、気をつけましょう。
「nend」の「eCPM」 具体的数値は？
「nend」の収益について、さらに具体的にいえば、「eCPM」はどれくらいなのか？
「eCPMとは何ぞや」という人に、ざっくりと説明すると
「eCPM」
＝1000pvあったときの収益
今回、ネットで「nend」の「eCPM」を調べました。
※「nend」の広告には、ネイティブ広告などいくつか種類がありますが、今回調べたのは、バーナー型クリック広告の「eCPM」です。
ネット上で、「7円、10円、40円」という数字を発見できました。結構ばらけてますね。
いま現在（2018年12月）、わたしの「nend」の「eCPM」は、約「10円」前後を推移しています。
ちなみに、ここ1年では、一番調子が悪いときは5円、一番調子が良いときは14円という数字。
ですので「nend」の「eCPM」は、「7円～40円」が相場と、とりあえず言えそうです。
最強「A社」と比較すると
「A社」の「eCPM」（に近い概念）は、一般的に「200～300」とされています。
仮に「A社」の「eCPM」を「200」とすると、
「nend」のeCPMが、
「7円」だと、「A社」の3.5％
「10円」だと、「A社」の5％
「40円」でも、「A社」の20％
の収益となります。
最も収益が高い「40円」という数字で比較しても、「A社」の「20％」の収益しか「nend」ではあげられない計算になります。
かなり厳しい数字ですが、こんなものです。
「nend」は、まだマシな方。
「nend」が弱いというより、「A社」が強すぎるというのが、クリック型広告の現状になります。これも、多くの皆さんが既に知っている事実でしょう。
「nend」は「A社」以上に稼げる？
ネットで調べると、なかには
「nendはA社と同等、いやそれ以上に稼げる」
という人も稀にいらっしゃいますけど、長い期間でデータを取れば、結局は「A社」の4分1以下という結論に落ち着くと、経験上、推測できます。
たとえば、他サイトの「nendスゲー!→やっぱりそこまでは凄くない」という経緯をたどった記事を紹介しますね。
http://suzukidesu23.hateblo.jp/entry/nend1022
この記事なんですが、2015年1月時点で「nend」がかなり良い感じ！との報告があります。
しかし、その10か月後には、
2015年12月23日追記
11月くらいからnendの単価が落ちてしまい酷い状況に。
といった報告があります。
具体的に、10カ月で「nend」の単価がどれくらいまで落ちたのか？
残念ながら記事に書いていないのでわからないのですが、結局、どのようなサイトに貼っても、長い目（1年ぐらい）で見れば「nend」の収益は、「A社」の4分の1以下に落ち着くと思いますよ。
「nend」で最高に稼げても、「A社」の4分の1以下。
そんなイメージだと、「nend」へ過大な期待を持たずにすみ、始めてみたけどガッカリということを防げます。
「nend」の単価の上げ方
わかりません！
実際、2年使っているのですが、「nend」の単価の上げ方はわかりません。ごめんなさい。
ですが、ひょっとしたら参考になるかもしれない記事を発見したので、ご紹介しておきます。
広告の成果が悪いと下がるらしい
要はクリックされても直帰されたりとか、広告の中身へのアプローチが少ないとダメみたい。
nendは単価が下がりづらいとは聞いてたけど、実際は下がりました。
ネットで見た情報ですが、数日でリセットされるらしいので、単価が下がったら広告を入れ替えるというのも一つの手だそうです。
引用：nendやめてi-mobile（アイモバイル）にしてみない？オーバーレイに最適。
http://www.sugatareiji.com/entry/i-mobile
（注 2016-04-22に書かれた記事）
「単価の下がった広告を、新しい広告枠と入れ替えることにより、ひょっとしたら単価が上がるかも」という話です。
また聞きになるで、信ぴょう性は△です。
ですが「nend」では、新規広告枠の作成が簡単にできます。なので、一度くらいは試してみてもいい方法かもしれません。
わたしも2、3回ですが、調子の悪い広告枠を外して、新しい広告枠を作成したことがありますが、たしかに、多少、収益が回復したような気がします。
ただ、劇的効果はなく、気持ち程度の回復だったので、「単価アップに効果あり」とは断言はしにくいです。
※注意点 単価が下がるたびに、新規広告枠を作成すると、担当者の心証を悪くし、何らかの不利益を被るかも。わたしなら、そっちの罰のほうがはるかに怖い。やりすぎは禁物でしょう。
他のクリック型広告と比べると収益は安定
2年使ってみての感想は、「nend」の収益は、比較的安定して、持ちこたえてくれています。
「eCPM」が低い月があっても、何もせず放置してたら、翌月には「eCPM」の数値が回復する、そんなことが何度もありました。
わたしの「nend」への信頼はかなり高いものがあります。
開始2年後、収益は10円で踏みとどまっている
ただ、残念ながら、やっぱり長い期間のデータを見ると、ジワジワと「eCPM」の数値は下がってるのは事実ですね～。
配信開始1年目より2年目のほうが、収益は下がっています。
配信開始から2年が経過して、「eCPM」が「10円」というところに落ち着いている、下げ止まりしているというのが、現状です。
まとめ
「A社」以外のクリック報酬型広告の最大の利点は、
・気楽に始められること
・開始後も規約にビクビクせず伸び伸び記事を書けること
です。
この記事をここまで読んだという事は、「A社」以外のクリック型広告をお探しということでしょう。
まずは気楽に「nend」を始めてみてはいかがでしょうか？
試す価値は十分ありますよ。