【2019年4月】「アマゾン読み放題」漫画おすすめ43作品

人間って面白い！

著者の清野とおる（せいの とおる）さんが、赤羽を駆けまわり、たくさんのクレイジーな素晴らしい人たちとの出会いを描いた漫画です。

東京都北区赤羽（1巻）より引用

・赤羽に住んでない人
・赤羽について全く土地勘がない人
・赤羽に全く興味がない人（日本人の99.9％）

でも、ノープロブレム。十二分に楽しめます。

これは「赤羽」を超えて、「人間」をえがいた漫画です。

世界中の人が読むべき！

…たしかに、ちょっと言い過ぎ、褒め過ぎかも…。テーマや画風に、やや「癖」があるので、ひょっとしたら読む人を選ぶかもしれません。

ですが！ハマる人には超ハマるはず（ハマりました）。

とにかく「アマゾン読み放題」です。これを読まない理由はない！

エッセイ漫画。

主人公の山形が、世相や人生観、食生活について、言いたい放題しゃべります。
痛快です。

漫画の雰囲気は、「東京都北区赤羽」とか「妻に恋する66の方法(1) (イブニングKC)」に近い『ざっくばらん系』なので、そこら辺の漫画が好きな人に合いやすい漫画と思います。

「大市民」シリーズは、現在9シリーズ出版済みと息の長い作品です（参照：ウイキペディア）。

全シリーズのうち6割ぐらいが、アマゾン読み放題の対象となっています。

上に貼ったアマゾンリンクは1stシリーズのものです。
順番通り、こちらから読み始めるのが良いでしょう。

1986年に連載開始された漫画ですが、いまでも十分面白い。

小学生の姪もハマってました。

「なにもないシアワセ　大東京ビンボー生活マニュアル」より引用

「大東京ビンボー生活マニュアル」は、単行本で全５巻出版されています。

そこからのセレクション版の２冊が、読み放題の対象です。

2冊を読む順番は、

まず「＋３」
次に「なにもないシアワセ」

と読み進めるのがよいと思います。

天才登場！

読むと、自分まで賢くなった気分になれます。

ナナのリテラシー（1巻）より引用

三田 紀房先生の「エンゼルバンク」や「インベスターZ」が好きな人なら、きっとこの作品も気に入るでしょう。

鈴木 みそ先生の作品は、ほかにも「限界集落ギリギリ温泉」（後述）など、たくさん「読み放題」対象になっていますが、まずは、この「ナナのリテラシー」から読むのがオススメ。

作品の完成度高し！

「ブラックジャックによろしく」「海猿」などでおなじみの佐藤秀峰の最新作。

Stand by me 描クえもん（1巻）より引用

おもしろ過ぎて、あっという間に読了。

読み終わったあと、「海猿の原作者」をネット検索したくなること請け合い。

佐藤秀峰さんの漫画を、まだ読んだことがない人は、この作品から読むと佐藤ワールドに入りやすいかも。

一方、すでに佐藤さんの作品をいくつか読んでいて、「佐藤作品はちょっと合わないかな」と思ってる人でも、このマンガだけは、目を通しておくことをオススメします。

佐藤さんの画力の向上を感じるはず。

なかなか続刊が出ないのが残念。
トーチwebで最新話が読めます。

佐藤さんの画風と、「特攻隊」というテーマが相まって、漫画全体の「空気」は重苦しいです。

特攻の島（1巻）より引用

最終9巻まで読了したとき、「大作を読み終えたときの感動」がありました。

共感しまくります。

「あるある度」がスゴイ！

「離婚してもいいですか？ 翔子の場合」より引用

こういう漫画って夫婦のどちらか一方に肩入れしがちですが、妻の言い分、夫の言い分、どちらにも共感できるのが、この漫画の質を高めています。

夫婦間の問題を通し、人間が「欠点」を抱えながら、必死に自分の人生を生きようとする姿が描かれています。

現在、絶賛「夫婦関係にお悩み中」の人だけでなく、結婚していない人が読んでも面白いはず（面白かった）。

別シリーズ（離婚してもいいですか？ (コミックエッセイ)）もあり（※こちらは「読み放題」対象外）

絵も上手。

このゆびとまれ（1巻）より引用

子役（人間）の内面の掘り下げる描写は、ちょうどいい感じ。浅すぎず、深すぎず。

料理に例えると、小気味よく「すいた小腹」が埋まっていく感じ。

漫画から漂う雰囲気が、どことなく「働かないふたり」を想起させました（共通点：小話完結、絵のタッチ、ほのぼの系）。

初葉神社の神様・奏衣様に仕える、頑張り屋さんのたぬきのムクとしっかり者のキツネの山椒が町のみんなのお願いを叶えます！

「動物の可愛さに頼ったつまらないマンガなんじゃ？」といった心配ご無用です！

ストーリー展開や絵のうまさといった、漫画自体のクオリティも高く、子供でも安心して読めますよ。

まったりしたい人にオススメ。

Z～ゼット～（1巻）より引用

アマゾンレビューで、賛否あり。

否定的な意見には、「絵が合わなかった」という感想が散見されました。

残念な点がありまして、掲載雑誌が休刊したため、話が未完のまま終わってしまいました。

なお、映画化されています（Z～ゼット～ 果てなき希望）。

1981年に、あの「週刊少年ジャンプ」で連載開始された漫画です。

約40年前の作品ですね。

ですが、いま読んでも漫画から「オシャレ感」を感じます。

ストップ!!ひばりくん！（1巻）より引用

主人公「ひばり」くんに、思わず引き込まれる不思議な魅力があります。

攻殻機動隊で登場する「草薙素子」みたいなキャラが好きな人は、きっと「ひばりくん」も気に入るはず。

普通に考えれば、「日常生活において、ここまで癖の強い人間と出会ったりする？」と腑に落ちないのですが、それが、医療現場という、命のやり取りをする「極限の現場」だと、「そんなもんかな」と納得できます。

一番のお気に入りの場面は、7，8巻で、臓器移植を認めるか否かについて、倫理委員会で、各委員が倫理観をぶつけ合うところです。

新ブラックジャックによろしく（8巻）より引用

登場人物が、

「作者の手を離れ、独立の意志を持って動いている感」
「キャラが実際に生きている感」

がありましたよ。

この点、冨樫義博の「ハンターハンター」と共通する面白さ、奥深さを感じました。

漫画100％ではなく、「漫画」と「文章」のミックスです。

割合は、漫画1：文章1.5 ぐらい。

漫画のところだけ読んでも、一応理解できます。

漫画パートの作画・ストーリーなど、ちゃんと漫画として読めるレベルを保っています。

「まんがで変わる！　仕事は楽しいかね？」より引用

読めば、やる気が出てくる良書です。

壮大な物語や、大きなオチがあるわけではなく、人間関係の機微（きび）を、たんたんと描いていく作品。

人間関係の「モヤモヤ感」、あの時こうしていれば…という「後悔感」を噛みしめる感じ。

やれたかも委員会（1巻）より引用

この漫画はネット上で話題となり、のちに地上波でテレビドラマにもなりました（やれたかも委員会 Blu-ray・BOX）。

絵100％ではありません。

「文章、ときどき絵」みたいな感じ。

うちの３姉妹（1巻）より引用

文章も、文字の大きさや色など、読みやすく工夫されているので、サラッと読み進められます。

「僕 ＢＯＫＵ」5巻より引用

「狂気」がテーマの作品ですね。

ボクサーとしてあるべきメンタル（容赦なく人を殴れる心！）を説いてる場面が、印象的でした。

絵が「濃い」！

超人ウタダ（2巻）より引用

表紙だけを見て、「これは合わないな」とスルーするのはもったいない。

「ナナのリテラシー」と同じ作者（鈴木 みそ）です。

「限界集落」という社会問題をベースにして、ゲーム、アニメ、フィギュア、コスプレイヤーなど、さまざまな要素を詰め込んだ、「ごった煮」感ある漫画。

作者の脳内をのぞける感じが楽しいです。

限界集落(ギリギリ)温泉:1巻より引用

ページ中に文字が多く、絵をメインに「サラッと読む流す」系ではありません。

文字をしっかり読み込むと、作品をより味わえるはず。

自分はけっこう読み飛ばしちゃいましたが…。

2018年7月に第1巻が発刊されたばかりのマンガ。

アマゾンレビューの評価がめちゃくちゃ高いです。
（2018年11月現在、29レビューで☆4.9！）

レビューを読むと「アップルシード」を想起した人が散見されました。

第三惑星用心棒（1巻）より引用

絵の「ゆるさ」に違和感を覚えるかもですが、読み進めていくうちに慣れるので大丈夫。

「リラックスSF」とは、言い得て妙です。

本編全編カラー。

「怪談少年」より引用

予想以上に面白い漫画でした。

これだけ「とっ散らかったストーリー」でも、ちゃんと物語として成立させるのはスゴイ！

ひとえに、作者の力量だと思います。

1話1話、小話で完結していくスタイル。

シュールな雰囲気は、「星新一と似ている」とのレビューがありましたが、そんな感じ。

全体として物語が続いていくので、1巻から順に読むことをおすすめします。

作品の質が高い。

大きなくくりで言えば、学習漫画に含まれると思いますが、漫画自体のクオリティーも高く、ちゃんと息抜きとして読めるレベル。

「栄光なき天才たち１上」より引用

読んで、息抜きにも勉強にもなる、オトクな漫画です。

自転車うんぬんというより、作者の脳内で繰りひろげられる妄想が面白い。

じこまん2巻より引用

人間観察の楽しさ。

自転車に興味がない人でも、ちゃんと楽しめます。

夏の季節に読むのが、ぴったりの漫画です。

南国トムソーヤ（1巻）より引用

物語終盤、過去と現在がリンクしていく描写は読みごたえあり。

「原作に忠実」が特徴。

たとえば、あの有名な「シャーロックホームズ」を、ルパン原作に忠実に「ハーロック・ショームズ」と表記してたりします。

「怪盗ルパン伝アバンチュリエ【著者再編集版】 10: 奇巌城・下」より引用

画風やコマの展開など、漫画の雰囲気が「イマドキ」な感じ。

・ルパン原作を読んだことがある人
・ルパンのファン

には、特にオススメできる漫画です。

注意点として、この「怪盗ルパン伝アバンチュリエ」はアクション漫画です。「金田一少年の事件簿」のような推理漫画ではありません。

「ピンボールには、そんなテクニックがあるのか！」

思わず人に言いたくなるような豆知識が増えます。

「FLIP-FLAP」より引用

読めば、ゲーセンに行ってピンボールをやりたくなる率99％。

いまゲームセンターにピンボールって置いてるんでしょうか？
ゲームセンター自体少なくなっちゃいましたね。

「海猿」（1巻）より引用

熱いです！

シュガー（1巻）より引用

全巻読んで思ったのが、漫画の癖が強い。

ほかの漫画を読んだときとは、まったく違う「読後感」、もっといえば「違和感」がありました。

こんな漫画は、なかなかありません。

決してツマラナイではなく、
理解できない、うまく呑み込めない感じ。

読み終わった後、軽くカルチャーショックを受けましたね。

この「シュガー」に限らず、著者「新井 英樹」さんの作品は、このような「違和感」を楽しむ漫画と、わたしの中で位置付けています（そのように整理しないと、気持ちが落ち着かない）。

アマゾンレビューを読むとわかりますが、ハマる人には、激ハマりのはず。

まさに「読み放題」から試すには、うってつけです。

1990年連載開始の作品。

現在は「グレーゾーン金利」が廃止されてるなど、作品中の法律が、やや古くなってるのが残念です。

ナニワ金融道（1巻）より引用

金融業界めぐる状況は、昨今めまぐるしく変化していますが、

「お金の怖さ」
「お金をめぐる人の駆け引き」

など、社会勉強には、いま読んでも十分ためになる漫画です。

例えるなら、過激な暴力表現がない「ウシジマくん」。

暴力描写があります。そういうのが苦手な人にはオススメしません。

隣人13号（1巻）より引用

前述したゾンビ漫画『Z～ゼット～』を気に入った人は、こちらも読んでみるといいかも。

ちなみに『隣人13号』は映画化されてます（プライム対象）。

主演は中村獅童、小栗旬。

漫画ではなく映画でこの作品を知った人が、多いかもしれませんね。

この漫画から、

「他人とのつながりを感じるのならば、たとえ刑務所の中でも、充実した生活を送れるのかな～」

という人生訓を読み取りました。堀江さんは、よい意味でしぶといですね。

面会に来る有名人との会話場面が、印象に残っています。

堀江さんがカラオケで『オレンジレンジ』の曲を歌うのが、わたしの「ホリエモン」像と違って、意外でした。

表紙だけを見て、「こういう萌え系苦手なんだよね」と、読まず嫌いしてちゃ駄目ですよ～（自分のことです）。

本好きの下剋上（1巻）より引用

基本ファンタジー漫画なのですが、サバイバル、スローライフ（？）といった、地に足が付いた要素もあり、読んでて勉強にもなりました。

本好きじゃなくても、十分に楽しめる内容です。

『本好きの下剋上』というタイトルで、損してる感あり。

女の子たちの本音トークがメイン。
それにプラスして、可愛いけどすごい超能力を持った宇宙人が、ときどき話に絡んでくる感じのマンガ。

2016年に、フジテレビオンデマンドでドラマ化されたみたいです。

ドラマの予告動画。

主人公の「ちひろ」が、とても魅力的な存在として描かれています。

ちなみに、この「ちひろさん」は、「ちひろ」の続きです。

前シリーズを読まずに、いきなりこの「ちひろさん」から読んでも、問題なく物語に入っていけました。

人間の体内から、あきらかに「体のサイズより大きな武器」を取り出すシーンを見て、作者のふっ切れ具合に思わず「フッw」となりました。

なんとなく北野武監督の映画『座頭市』を思い出す。

その系統のエンターテイメントが好きな人にオススメ。

食べる描写が巧く、食欲をそそります。

荒野のグルメ（1巻）より引用

わたしの知る限り、原作者「久住昌之」作品の中で、一番の「良作」がこれ。

「ドラマが面白かったから、漫画の『孤独のグルメ 【新装版】』を読んでみたけど、合わなかったよ」という人でも、この「荒野のグルメ」ならハマるかも。

ダイエット中は読まないほうがいいですよ（笑）。

味付け濃い目。

アマゾンレビューの評価高め。

ギフト±（1巻）より引用

上の絵を見てもらっても分かると思いますが、読み放題にありがちな「一昔前の漫画」感がなく、「バリバリの現役」感がある漫画です。

話の展開が速く、「エンターテインメントとして、面白い漫画に仕上げよう」という作者の心意気が、漫画から感じられました。

「解体」描写が苦手でなければ、強くオススメできます。

少女漫画や女装に免疫がない人でも、読みやすいかも（読みやすかった）。

ぼくらのへんたい（1巻）より引用

セリフが詩的。

好きな人にはたまらない作風だと思います。

1巻のアマゾンレビューが、☆4.9と高評価です。

この面白さ、富樫級！

セトウツミ1巻より引用

画風や日常に潜む悪魔描写が、どことなく古谷実テイスト。

ドラマ化、映画化もされています←どちらもPrime Video対象。

以前は全11巻読み放題だったのですが、いまは2巻まで。

残念なことに、2巻まででは、この漫画の良さには気付きにくいかも…。

ぜひ最終11巻まで読んでから、評価してほしい作品です。

通常の福本作品と比べ、ギャンブル要素は抑えめで、謎解き要素が多めなのが特徴。

とくに推理小説が好きな人は、ハマるはず。
わたしはハマってました。

話が未完のまま、2013年から現在も休載中なのが、本当に残念です。

連載再開しないかな～。

絵がスタイリッシュでお洒落。

死人の声をきくがよい（1巻）より引用

「最近のホラー漫画」って感じで、わたしは好きです。

映画化もされた、言わずと知れた有名漫画。

「もう読んだことある」「読み放題対象であることは知ってる」という人も多いかもですが、一応書いておきますね。

2018年5月頃は、初期のカイジシリーズは全巻読み放題でした。

過去記事：【Kindle読み放題】福本伸行の人気漫画シリーズ『賭博黙示録 カイジ』『賭博破戒録 カイジ』『賭博堕天録 カイジ』『銀と金』『最強伝説 黒沢』が全巻読める！

いまは、どのシリーズもはじめの2巻だけ読み放題対象となっています。

まだの人はどうぞ。

『カイジ』のプロトタイプといったところ。

『カイジ』ほど一般には知られてませんが、『銀と金』も漫画好きなら知ってる名作です。

アマゾンレビューでは、『カイジ』より高く評価する人もいますね。

『カイジ』を気に入ったならば、こっちも読まないのはもったいないですよ。