前回、「サッカー選手・宇佐美貴史「オレはこんなもん」という記事に感銘を受けた。」という記事を書きました。
その中で、サッカー選手の宇佐美選手が、ドイツへの海外移籍によって、「オレはこんなもん」と限界を認識しつつ、それでも成長していこうともがいている様子をえがいた記事をご紹介しました。
今回はその続きで、「諦める」ことのメリットを考えてみます。
なにかを「諦める」ことのメリット
一般的に「諦める」というとネガティブな印象を持たれがちですが、決してそうとは限りません。
自分の限界を認めたり、なにかを「諦める」ことで、今まで気づかなかった自分の中に新しい力を発見することは、宇佐美選手に限らず、人間が成長するときによくある話です。
「諦める」のは辛い
じゃあ、人は成長するために、いままで続けてきたことを、簡単に「諦める」ことができるかっていったら、そうではありません。
やっぱり「諦める」って辛いわけです。
「諦める」とは、いままで自分が続けてきた何か(行動、思考、価値観など)を、もうやめるっていう決断ですから。
「諦める」とは自分を劇的に変化させること
「諦める」とは、それまでの自分を変えることです。
とすれば、諦めれば、それまでの自分(の、少なくとも一部分)は、壊れてしまいます。
誰しもいまの自分を壊したくない、慣れ親しんだ過去の自分のままで、このままずっといたいはず。
成長に必要な決断
それでも、「エイやっ」と崖の上からジャンプするように、勇気をもって「諦める」ことが、人が大きく成長するときのきっかけになりうる。宇佐美選手の記事を読んで思いました。
ブログを始めたばかりで、予想よりはるかに記事を上手に書けずに悩んでいた私には、自分の力の無さを受け入れる意味で、身にしみました。
大切なのは「諦める」勇気です。
勇気を出すには、変化した後の未来の自分を信じてあげる必要があります。
「諦める」ことを書いた本
宇佐美選手の記事を読んで、「諦める」をテーマに書かれた本を思いだしました。
為末さんの「諦める力」は有名なので、すでにお読みになった人も多いでしょう。
プレジデント社
売り上げランキング: 4,620
大変良い本です。まだ読まれたことのない人は、読まれることをオススメします。
作家の五木寛之さんも、「諦める」ことを題材とした文章をよく書いている印象です。
五木さんは「諦めるとは、物事の本質を明らかにして極めること」みたいなことを言っていたと記憶します。
両者とも、「諦める」ことのポジティブな側面に注目しています。
編集後記
記事を書く前は、もっと「諦める」について深掘りできる予定でしたが、想定以下の記事の出来になってしまいました。
でも、いまの私の力はこんなものと諦めて記事をアップしました。