iDeCo(イデコ)

SBI証券のイデコ開始の申し込み、やってみたら簡単だった話

こんにちは。
ダイエットに励んでいるアキラです。

先日、SBI証券のiDeCo(=個人型確定拠出年金、通称イデコ)開始手続きを終えました。

そこで、この記事では

・SBI証券でiDeCoを始めるために必要な手続き
・その際の注意点

を、自分の体験談を踏まえて書こうと思います。

※今回は「SBI証券でイデコを始めるまで」を取り上げます。

「実際にSBI証券でイデコを運用するときの注意点」については、次回の記事で取り上げます。

この記事の目標は、

これからSBI証券でイデコを始めようと思っている人
「SBI証券のイデコ開始の手続きって、どんなことをやるんだろう?なんか面倒くさそう」と二の足を踏んでいる人

が、事前に「イデコを始めるために必要な手続き」のイメージを持つことで、「はじめの一歩」を軽くすることです。

「SBI証券でイデコを始めるまでの手続き」は簡単ですが、実際にイデコを開始できるまで、2~3か月かかりますので、早めに取りかかるのを推奨します!

はじめに

いきなりですが、イデコ開始の申し込みは、

・第1号被保険者
・第2号被保険者
・第3号被保険者

で、若干、提出書類が異なります。

第1~3号被保険者とは、年金や健康保険証でおなじみの区分のことです。

第1号被保険者(自営業者など)
第2号被保険者(会社員や公務員)
第3号被保険者(第2号被保険者に扶養されてる者)

わたしは自営業者なので、以下では、おもに第1号被保険者の場合を想定していますが、大まかな手続きは、ほぼ一緒なので、第2号、第3号被保険者にも参考になるはず。

会社員が直面する可能性がある「iDeCoハラスメント」にも触れます

SBI証券でイデコを始めるまでの流れ

イデコを始めるまでの、大まかな流れと目安時間は、以下のようになります。

1、「イデコ開始の申し込み」をするために必要な資料を、ネット上でSBI証券に請求する(15分)。

2、自宅の郵便受けに、資料が届く(請求から1週間程度)

3、資料に必要事項を記入し、郵便ポストに投函する(完成まで1~2時間 +会社員は、この時間に会社に記入してもらう手間も加わる)。

4、提出した書類が無事受理されれば、SBI証券から、イデコを始めるために必要なIDとパスワードが届く(投函から約2~3か月後)。

5、実際にイデコの運用を始める。

(「1」から「5」まで、約2か月~3ヶ月)

さらに詳しく知りたい方は、SBI証券の公式サイトをご覧ください。

新規加入手続き方法

公式サイトでわかりやすく説明されていますし、ネット上で検索すれば解説記事がたくさん見つかると思います。

ですので、この記事では他のサイトではあまり書かれていないことを中心に書きます。

ネット上で資料請求する

SBI証券でイデコを始めるためには、まず、ネット上でSBI証券に資料請求する必要があります。

資料請求する以外に、「イデコ開始の申し込み手続き」を始める方法はありません(2017年11月時点)。

ちなみに資料請求は、SBI証券の総合口座を持っていない人も出来ます。

資料請求には、

  • 個人情報の入力
  • 必要書類の確認
  • 入力内容の確認

が必要です。

「個人情報の入力」は多くない

資料請求に「個人情報の入力」が必要となれば、反射的に「なんだか面倒だな」と思われるかもしれません。

ですが、入力しなければならない「個人情報」は多くありません。

  • 名前
  • 生年月日
  • 郵便番号
  • 住所
  • 性別
  • 電話番号
  • メールアドレス

これぐらいです。慎重に入力しても、10分以内に入力できると思います。

この「個人情報の入力」を終えたら、あとは、

・「必要書類の確認」(第1号被保険者、第2号被保険者
、第3号被保険者の選択)
・「入力内容の確認

をすれば、資料請求は完了です。

資料請求は、15分以内で(速い人なら5分で)終わります。

すべてネット上で出来るので、どこかに外出する必要もありません。

資料請求を終えたら、SBI証券から、自宅の郵便受けに資料が届くのを待ちます。

資料が郵便受けに届く

わたしの場合、ネットで資料請求した6日後に、自宅の郵便受けに資料が届きました。

ほかの人の記事を見ると、もっと早く、資料請求から3日後ぐらいで届くこともあるようです。

届くスピードは、住んでる地域や、請求時期、土日を挟むか否かなどにもよるでしょうが、余裕をもって1週間前後を目安にするとよいと思います。

ちなみに、わたしは7月下旬の木曜日に資料請求しました。

同封されていたもの

SBI証券から届いた資料には、薄いパンフレット記入用紙などが同封されています。

こんな感じ。

同封物は、資料請求の際に入力した個人情報(自営業者か、会社員か、など)によって、少しずつ異なります。

わたしは自営業者ですので、第一号被保険者用の加入申出書が届きました。

提出書類の準備

自営業者など、第1号被保険者は、書類への記入など、提出書類の準備は短時間で終わると思います。

若干の注意点はあるにせよ(後述)、面倒な作業はほとんどありませんでした。

iDeCoハラスメント

一方、会社員など、第2号被保険者は、事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」の提出が必要になり、その証明書に、勤めている会社に記入してもらう項目があります。

お勤めの会社によって、この「会社に書類を書いてもらう」のが、イデコを始めるための高いハードルになってしまうケースがあるようです。

iDeCoハラスメント」で検索するとわかりますが、会社のイデコへの無理解、担当者の怠慢などを原因として、なかなか書類を書いてもらえない人が散見されます。

「iDeCoハラスメント」にどう対応するか

「iDeCoハラスメント」への対策は?

ファイナンシャルプランナーの山中伸枝さんがおっしゃってるように、会社と交渉するしかないでしょう。

会社員・公務員はiDeCoハラスメントに負けないで!
https://wiselife.biz/column/2016/12/7507.html

粘り強く会社と交渉するしかない!

会社担当者を説得するためにも、交渉前に、iDeCo公式サイトにある「事業主の方へ」というページを読んでおきましょう。

交渉の際、知識は武器となります。

イデコに関する知識を持っていれば、心理的に余裕を持って会社担当者と交渉できるはずです。

提出書類の準備でわかりにくかったところ

以下では、提出書類を準備する際、私がわかりにくいと感じた点を二つ挙げます。みなさんが準備するとき、注意してください。

※提出書類の形式が変わって、ここに書いた情報が古くなってる場合もあります。

1、個人型年金加入申出書は、提出するのは1~3枚目。4枚目は提出不要。

提出書類の個人型年金加入申出書は、カーボン用紙の複写式になっています。

1枚目を記入すると、同じものが4枚同時に作成される仕組みです。

この4枚のうち、SBI証券に提出する必要があるのは1~3枚目だけ。4枚目は自分用の控えなので、SBI証券に提出する必要はありません

わたしは、4枚目が自分用の控えと気付かずに、これもSBI証券に提出しそうになりました。ご注意を。

2、本人確認書類のコピーは、A4の用紙でする。

「本人確認書のコピーは、A4の大きさで」と指定されています。

A4以外の用紙でコピーしてしまった場合、SBI証券から送られた資料に同封されている台紙に、コピーをのりで貼ったうえで、提出する必要があります。

なので、はじめから本人確認書のコピーはA4用紙でしたほうがよいでしょう。

わたしは「A4の大きさで」と指定されていることに気づかず、コンビニで違う大きさの用紙にコピーしてしまい、あとで台紙に貼る手間を増やしてしまいました。

提出書類の準備は、短時間

提出書類の準備で「わかりにくい」と思ったのは、この2点だけ。

・個人型年金加入申出書は、4枚目は提出不要。
・本人確認書類のコピーは、A4の用紙で。

事前の予想より早く、提出書類の準備を終えることができました。

家にコピー機がない人が、本人確認書類をコピーをするため近くのコンビニに行く時間を除けば、提出書類の準備は、1時間~2時間で終えられると思います。

(会社員の方は、この時間に、会社に書類へ記入してもらうための時間が加わります。)

注意点

そうそう。

わかりにくいとか、面倒くさいとは違うのですが、ひょっとしたら記入事項で困る人がいるかもしれないなと思った点も2つありますので、それも書いておきますね。

まず1つ目が、

1、「掛け金引き落とし金融機関」に、ネット系銀行を指定できない ※後日、ネット系銀行もOKになりました。

「イデコはSBI証券でやる!」と決めたとしても、それとは別に、「掛け金引き落とし金融機関」も決める必要があります。

この「掛け金引き落とし金融機関」の口座から、イデコの掛金が引き落とされるのですが、「掛け金引き落とし金融機関」に、ネット系銀行を指定できません。 ※後日、指定できるようになりました。

※後日追記

ネット系銀行の、イオン銀行、ジャパンネット銀行、楽天銀行、そしてSBIネット銀行も2018年9月1日から「掛け金引き落とし金融機関」に指定できるようになりました。

掛金引落金融機関追加のご案内(住信SBIネット銀行)

なので、「銀行口座は、SBIネット銀行の口座しかない」という人も、あらたにべつの銀行口座を開設する手間なく、イデコを始められるようになりました。

※1つ目の注意点は、解決されました。

2、本人確認書類に、マイナンバーの記載がある書類は使えない

2つ目の注意点は、イデコの本人確認書類に「マイナンバーカード」が使えないことです。

本人確認書類といえば、運転免許証をイメージする人が多いと思います。

「イデコ申し込み」の本人確認書類としても、運転免許証は使えます。なので、運転免許証を持ってる人は、なにも問題ありません。

運転免許証を持っていない人のなかには、「写真付きの個人番号カード」、いわゆる「マイナンバーカード」を本人確認書類として、普段から利用している人もいると思います。私もその一人です。

ですが、イデコ加入申出書には「個人番号の記載がある書類はお取り扱いできない」と、ハッキリと書いてありました。

「マイナンバーカード」は、イデコ申し込みの本人確認書類としては使えません。

なので、私は仕方なく健康保険証を利用しました。

健康保険証は、多くの人が所持されていると思うので、問題ないといえば問題ないのですが、普段使っている「マイナンバーカード」が使えなかったことが、少し「気持ち悪く」感じたので書いておきました。

提出書類を準備するときの注意点は以上です。

・「掛け金引き落とし金融機関」に、ネット系銀行を選べない。 後日、選べるようになった。
・本人確認書類に「マイナンバーカード」は使えない。

IDとパスワードが届く

最後に、SBI証券からIDとパスワードが届き、実際にイデコを開始するまでの話をしますね。

イデコの加入申出書を、郵便ポストに投函した約2か月後、
SBI証券から、IDと初期パスワードが記載された書類が入った封筒が、自宅の郵便受けに届きました。

加入申出書をポストに投函→約2か月後、IDとパスワードが届く

約2か月後にIDとパスワードが届くというのは、SBI証券のホームページの記載通りです。

記載通りなので、書く必要はないのですが、ひょっとした「速く届くかも」と期待している方がいるかもしれないので、念のため書いておきました、はい。

ちなみに、私の場合、7月25日に郵便ポストに加入申出書類を投函して、9月16日にパスワードとIDが書かれた封筒が届きました。

イデコのサイトにログインする

届いたIDとパスワードを使うことで、SBIベネフィットシステムというページで、「加入者サイト」にログインできるようになります。

SBI ベネフィット・システムズ株式会社

私たちは、この「加入者サイト」で、イデコの運用を行ったり、資産状況の確認を行うことになります。

「自分の年金資産は、上がってるかな?下がってるかな?
自分が選んだ運用商品はうまくいってるかな?」

を確認するために、のんびり屋さんでも、一年に一度は、この「加入者サイト」を訪れると思うので、ブックマークしておくとよいでしょう。

こうやって、実際にSBI証券でイデコを始めるわけです。

まとめ

いかがでしょうか。

以上が、「SBI証券でiDeCoを始めるまでの手続き」と「注意点」になります。

まとめると、

  • ネット上でSBI証券に資料を請求する。
  • 家に届いた加入申出書に必要事項を記入するなど、提出書類を準備する。
    (会社員は、会社に書類を書いてもらう手間あり)
  • 同封されていた返信用封筒に入れて、提出書類をポストに投函する。
  • 約2か月後、IDとパスワードが届く。
  • 「SBIベネフィット・システムズ」というサイトにログインし、イデコの運用を始める。

SBI証券のイデコを始めるために、自分がやるべきことは少ないです。

とくに、私と同じ自営業者は、やることが少ないですね。

会社員は、お勤めの会社に「従業員のイデコ加入への理解があるか」が問題になりますが、こればっかりは会社の問題であって、自分ではどうにもできませんからね。

会社の「良対応」を祈るしかありません。

資料請求だけでも早めにしておくべき

イデコを始めるため「自分がしなければいけないこと」は思った以上に少ないのですが、SBI証券の事務処理待ち時間が長いのです。

イデコを始めるまで、待ち時間があります。

ですので、SBI証券でiDeCoを始めるか迷われてる人も、とりあえず資料請求だけでも早めにやっておくのがオススメです。

資料請求後、「やっぱり楽天にしよう。SBI証券でイデコをやるのは止めとこう」と思い直したら、資料をSBI証券に提出しなければ良いだけです。

資料請求する際、SBI証券に個人情報は抜かれますけど、ついでSBI証券に銀行口座でも開けばよいのです。

とにかく資料請求という第一歩さえ踏み出してしまえば、自分の作業はサクサクと終わるので、あとは待つだけになります。

今となっては、億劫がってないで「早くイデコを始めればよかった」と痛感するのですが、資料請求という最初の一手間が、案外面倒だったりするんですよね。

この記事が、皆さんのフットワークを少しでも軽くできたら嬉しいです。

どうせやるのですから、いますぐSBI証券に資料請求しましょう!!

今回の記事は、こんなところです。

追記

※この記事の続き、書きました!
→「SBI証券でイデコを始めたら、損益・損益率がマイナスで驚いた(イデコを開始する際の注意点まとめ)

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