こんにちは。ブロガーのアキラです。
今回は、テレビで観られる放送大学の授業がけっこう面白いよ、という話です。
ハマる
ここ2年ぐらい、放送大学の授業を見ることにハマっております。
きっかけは、偶然、テレビでやっていた日本語についての授業(日本語リテラシー)を見かけて、
「案外、放送大学の授業って面白いな」
と発見し、そのほかの授業も見るようになった経緯です。
無料で見られる
前回の記事でも書きましたが、放送大学の授業は、テレビで気軽に無料で見られるのがいいですよね。
テレビで放映してるので、講義を見るための面倒な手続きがありません。
放送大学のテレビ授業の特徴として、
- BS放送等がテレビに映るならば、放送大学の受講生でなくても、無料で合法的に見られる
- テレビで放映されてる授業科目は116以上と豊富。たいてい自分の趣味に合った科目がある
- 講師の教え方の上手さの差が激しい。授業の質はピンキリ
が挙げられます。
「自分の興味がある分野の授業か」も大切ですが、客観的に授業の面白さの差が「かなり」激しいです。
視聴する授業を選ばないと、たまたま見た授業のせいで、「放送大学の授業ってつまらね~」となりかねません。
テレビで見られる授業科目は116以上(※2019年はさらに増加)
現在、テレビだと、116以上の授業科目が放映されてます。
116という数字は、下記リンク先にある「テレビの授業科目一覧」で確認できます。
https://vod.ouj.ac.jp/view/ouj/#/navi/vod?ca=492
ついでに、リンク先で初回の講義動画を視聴できます。
※2019年1月現在、授業数は142に増加。
116の授業のうち、冒頭だけ見たのも含めると、わたしは30以上の授業をこれまで見てきました。
全授業中、4分の1ぐらい見た計算になります。
まだまだ全科目制覇には及びませんが、とりあえず、わたしが見た中で「オススメする放送大学の授業6つ」ご紹介しますね。
紹介する授業は、社会科学多めです。
放送大学オススメ授業6選
高橋 和夫の講義全般
いきなり本命から。
高橋和夫先生の担当する授業全般。
高橋先生は確認できるだけで以下3つの授業を担当してます。
- 世界の中の日本('15)
- パレスチナ問題('16)
- 現代の国際政治('18)
高橋先生の授業ならば、政治に全く興味がない人でない限り、面白く見れますし、見る価値ありますよ。
高橋先生は、地上波のテレビ番組にたびたび解説者として出演してるので、顔を知ってる人も多いはず。
ツイッターから引用。
何をレーダーが照射しているのか?|高橋和夫国際政治学者|note(ノート) https://t.co/tL2Viecmru
— Kazuo Takahashi (@kazuotakahashi) 2019年1月25日
つい最近も地上波のテレビ番組で、トランプ大統領やサウジアラビア皇太子に関する時事問題について、わかりやすく解説していました。
放送大学の授業も、その説明はわかりやすく、なにより「より良い講義を提供しよう感」という高橋先生の熱意がテレビ画面から伝わってくるのが素晴らしいです。
放送大学の授業でありがちな「台本棒読み説明」感がありません。
高橋和夫は放送大学でのエース講師です。
逆に言うと、高橋先生の授業がツマラナイと感じる人は、これ以上放送大学でおもしろい授業を探すのは無駄です。
高橋先生の授業を、試金石にするといいでしょう。
現在、テレビで見られる高橋和夫さんの講義
世界の中の日本('15)
パレスチナ問題('16)
現代の国際政治('18)
※補足 ()内の数字は、はじめて放送された年を表します。
たとえば、「'15」とは、2015年に授業として初放映されたということです。
このように放送大学の授業は、毎年新しいものを収録・放映するのではなく、以前に放映した同じ授業を、何年かに渡りくり返し再放送する形式をとっています。
どの授業も、資料映像や海外ロケを合間に挟み込むなど、テレビの特性がよく活かされています。
ロケ映像が頻繁に入るので、「放送大学、予算大丈夫?」と見てるこちらが心配してしまうほどです。
高橋先生の授業どれも面白いですけど、1つ選ぶならば、最新の「現代の国際政治('18)」がオススメ。トランプ大統領にもふれます。
日本政治外交史('13)
次にオススメしたいのは、日本政治外交史('13)です。
明治以降の政治について、政治家を中心とした視点から、解説していく授業です。
日本史や政治経済の教科書を読んだけでは分かりにくい、政治家の人となりや、そのときの時代背景がわかります。
御厨 貴 (放送大学客員教授)
牧原 出 (東京大学教授)
全15回に渡って、御厨(みくりや)先生と、牧原先生のお二人が登場して、授業を進めるスタイル。
放送大学の授業では、たまにこのように画面に二人、ときには三人以上の講師が登場して授業が進むパターンがあります。
話す人が、一人か複数かで、それぞれ長所・短所ありますが、この授業では、御厨先生のざっくばらんな物言いと、牧原先生ぼくとつな喋り方が良くマッチしています。念仏を唱えたような授業じゃないので、聞いてて飽きにくいです。
「'13」とあるように、5年前に収録された授業ですけど、まったく問題ありませんでした。
ときどきロケ映像あり。
権力の館を考える('16)
主任講師
御厨 貴 (放送大学客員教授)
日本政治外交史('13)の担当講師の一人である御厨先生が主任講師を務める授業です。
御厨先生の授業の面白さの主因は「説明のライブ感」にあると思います。
御厨先生の話し方には、「原稿棒読み感」がありません。これは放送大学の授業の面白さを決める大事な要素です。
建物に訪問するので、ロケ映像多め。
日本語リテラシー('16)
主任講師
滝浦 真人 (放送大学教授)
わたしが初めて放送大学の授業で全15回を通して観た授業がこれ。
当時、ブログ記事の筆が進まず、文章の書き方について勉強していた時期に、偶然発見。
この授業が面白かったから、わたしの「放送大学の授業視聴ライフ」が始まりました。
正直、この授業を観たからといって、ブログ記事作成に直接役立ったかと聞かれれば、かなり怪しいですが、授業自体面白かったので良しです。
日本語の「は」と「が」の使い分け、などを解説します。
まとめ
他にも面白かった講義はありましたけど、とくに面白かったのは以上6つです。
- 世界の中の日本('15)
- パレスチナ問題('16)
- 現代の国際政治('18)
- 日本政治外交史('13)
- 権力の館を考える('16)
- 日本語リテラシー('16)
個人的興味から、社会科学や人文科学に偏りました。
もちろん放送大学には、自然科学系の講義もたくさんあります。
授業の1回目はネット上に公開されてるので、ご自身で面白そうな授業を探してみてください。
もちろん無料ですぐに見れます。
とりあえず今回の記事はこんなところです。
今後も「放送大学授業視聴ライフ」を続ける予定なので、ほかにも面白い授業を発見したら、ブログで紹介します。
補足
ちなみに、放送大学の講義にはテキストがあって、ネットや大型書店で売られています。
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もっとも、テキストを参照しなくても、テレビ授業だけで授業を(一応)理解できることが多いので、テキスト購入は後回しで大丈夫です。
そこらへんの放送大学の授業視聴のコツについては、すでに別記事で書いてます。