記事リライトしたので最新記事として再アップしました。
この記事で言いたいこと
この記事で言いたいことは、以下になります。
- 「文章力上げ本」は3冊も読めば十分
- それ以上「文章力上げ本」を買いあさると逆に書けなくなる
- 実際に書くことが一番重要
- はじめは下手な文章でもあきらめる
- 文章を書きたくなる環境を整える
- 真の「文章力上げ本」とは、読むと文章を書きたくなる本のこと。
要するに、
これ以上「文章力上げ本」に逃避するのはやめて、文章をガシガシ書いていこうぜ!
という主張です。
他人に言うふりをして、自分に言い聞かせる方式です。この記事は実体験に基づきます。
この記事を読めば、きっとあなたも、今後は「文章力上げ本」を買いあさらないようになるはず。
- 「文章力上げ本」を何冊読んでも、文章力が上がらない人
- 何冊読んでも、文章をスラスラ書けない人
- 節約したい人
こんな人は、この記事を読んでください。
文章力上げてる?
ブロガーならば、誰しも一度はいわゆる「文章力上げ本」を読んだことがあるはずです。
ここでいう「文章力上げ本」とは、いわゆる文章技術を解説した本のことを指します。
文章をスラスラ書いてる自分を想像してワクワクしながら、本屋で「文章力上げ本」を購入したり、ネットでポチったりしますよね?
かくいうわたしも、そのたぐいの本を何十冊(30冊~50冊ぐらい)と読んでるわけです。経済貢献!出版業界の救世主のアキラです。
でも、「文章力上げ本」を何冊も読んだからといって必ずしも文章力は上がりません。
そうですよね?
文章力を上げるには、実際に試行錯誤しながら文章を書くこと(アウトプット)が大切
多くの人に同意してもらえると思いますが、文章力を上げる一番効率的な方法は、
実際に文章を書き続けること。
「文章力上げ本」は、3冊も読んだら十分です。
インプット(読書)より、アウトプット(書く)重視!
アウトプットが重要なことは皆わかってる
…そんなことは、わかってるんですよ!みんな。
アウトプット重視?
わかってるよ!そんなことは!!
正論なんて聞きたくないぜ!!
問題は、書くことが大切と頭ではわかっていても、実際に書くとなると精神的にきつくて、本を読むこと(インプット)に逃げてしまうことです。
なぜ、文章を書くことがこれほどキツイのか?
少し考えてみます。
書いた文章の下手さに絶望して書けなくなる問題
ブログを運営し始めた頃って、自分か書いた文章の下手さに自分自身が絶望してしまって、なかなか筆が進まなくなることってあると思うんですよ。
とくに「文章力上げ本」に載ってるような「美しい」文章を読んだあとだと、自分の書いた文章のみすぼらしさに気づいちゃったりします。
こんな下手くそな文章わざわざ書く意味ある?
もっとうまく書けるようになってから、記事をアップしよう…
かくいう私が、この「自分の文章下手に絶望してしまう病」にかかって、なかなか記事をアップできないんですよね。
記事のアイディアはある。むしろ無限に。
でも、思ったような文章を書けないために記事の完成にたどり着けない…
記事のアップは明日でいいか…
ブログで生計を立てたいと思っているジャパニーズドリーマーとしては、それじゃ困るわけです。
ブログはオワコンではないぞ(希望的観測)、イケダハヤトよ。
「文章力上げ本」を買いあさる人にありがちな思考
これ以上の本の買いあさりを止めるために、
「文書力上げ本」を買いあさってしまう人の、典型的な思考パターン
を一度考えてみますね。
こうは思考パターンにはまらないようにしよう、という反面教師です。
【文章力上げ本を買いあさってしまう人】の思考パターン。
↓ ↓ ↓ ↓
良さそうな「文章力上げ本」を偶然発見する。購入し、読んでみる。
→斬新な文章テクニックを知る。
→感心する。「これなら行ける!行けるぞ! ユーレカ!!」
→本に書いてあるテクニックを使って、さっそく文章を書いてみる。
→文章テクニックを知っただけで身についていないので、思ったほど上手く書けないことに、すぐに気がつく。
読書だけで身につくなら世間にこれほど「文章上げ本」は出版されて続けない。
→「なぜ書けない!」 事前の期待が大きかった分、落ち込む。
絶望、挫折する。
→ブログの記事更新が怠りがちになる。
→自分の能力に絶望し続けるのはキツイ。
→しだいに、うまく書けない原因を、自分以外に求めはじめる。
→ピコーン!!いま読んでる「文章力上げ本」が自分に合ってないだけなんじゃ?(意訳:本が悪い)
→「これさえ読めばサラッと上手な文章を書けるようになる!」 そんな魔法のようなテクニックを解説した本が、探せば他にきっとあるはず(※注意 無い)。
→なんとなく近所の本屋に行って「文章力」を取り扱ったコーナーに並んでる本を眺めたり、なぜか検索窓に「文章力 上げる」を入力したりする。
→よさそうな別の「文章力上げ本」を偶然見つける(不思議と必ず見つかる)。
→これなら行けそう、いや今度こそ行けるはず!
→その素晴らしい「文章力上げ本」を購入し、読む。
→以下、先頭に戻ってを繰り返す。
このような経緯で、「文章力上げ本」を買いあさってしまうわけです(実体験)。
つまり、
(本に)興奮!
→ (書けない)挫折…
→ (本に)興奮!
→ (書けない)挫折…
のループです。
この記事をここまで読んだ皆さんなら共感してくれるはず。
ブロガー初心者が罹りがちな「文章力上げ本中毒」状態ですね。
買いあさる原因
このループのダメなところは、いつまでたっても文章を書く訓練ができないことと、挫折体験を積み上げてしまうことです。
ループに陥ってしまう根本的な原因をもっと探ると、2つの原因に集約されます。
- 「文章力上げ本」を読みさえすれば、すぐに文章力が上がるという勘違い
- 上手く書けない自分にすぐに絶望してしまう、自己評価の低さ
原因は、
【勘違い】と【自己評価の低さ】の2つ。
深いところで、この2つの原因は繋がってる気がしますが、この記事では【勘違い】を掘り下げてみます。
読みさえすれば文章力が上がる、そんな本は無い
時代の風潮なのかもしれませんけど、わたしたちは何事もすぐに結果を求めがちです。
ネットで検索すれば、「この本を読めば文章力が上がる!」と軽やかに解説してる記事がたくさんヒットします。
有名ブロガーが書いた記事も散見されます。
ですが、私は主張したい。
読みさえすれば誰しも文章力が上がってしまう、そんな本は存在しない!!
(あるなら教えて!)
読書といったインプットしただけで、すぐにアウトプットできるようになるのなら、たとえば野球のバッティング技術を解説した本を読めば、だれでもホームランを打てることになってしまいます。そんな事はあり得ません。
自分でできるようになるには、それ相応の努力=アウトプット(例:文章を書く、筋トレする、素振りする)が必要です。
何事もできるようになるには、アウトプットが必要。
この当たり前の真実を、わたしと同じような楽したがりの人は、本当に、本当にしっかりと心に刻まなければなりません。
視点を変えよう
でないと、「文章力上げ本」を読むたびに「読んでも上手く書けない」という挫折体験を積み上げ、読めば読むほど文章を書きたくなくなってしまう、という本末転倒な状態になってしまいます。
「文章力上げ本」は、実は文章を書けなくする本なのです。
なので、視点を変える必要があります。
真の「文章力上げ本」=文章を書きたくなる本
「文章力上げ本」といえば、通常の場合、
- 「こそあど」の使い方
- 句読点の置き方
- テンプレップの法則
- ネタの探し方
など、文章技術を解説した本のことを指すと考えられています。
でも、真の「文章力上げ本」とは、そういう文章技術を解説した本では決してない、と思うに至りました。
記事の下書きを未完成のまま100記事以上貯めてしまったという実体験に基づく結論です。
真の「文章力上げ本」とは、読むと文章を書きたくなる本のことです。
書くモチベーションを上げる!
文章力を上げたかったら、初めは下手くそでも、文章を書き続けるしかありません。
いちいち自分の下手くそさに落ち込んでる暇は、断じてありません。
下手くそな文章でも記事を書き上げたら、躊躇なくネットにアップして世界に公開するという図々しさこそ、初心者ブロガーに必要な素質なのです。
綺麗な文章技術論など、初心者ブロガーには無用の長物、むしろ有害。
読むと文章を書きたくなるような本こそ、真の「文章力上げ本」です。
つまり、何が言いたいのかというと、
文章を書き続けるために、書くモチベーションを上げる環境を整えよう!
ということです。
書くモチベーションは決して軽視できない
「ここまで書いて、いまさらモチベーションの話かよ!」
と、モチベーションを精神論として軽んじる人も世の中にはたくさんいると思います。
でも、結局のところ、文章を書き続けるには、自分の心のうちにある熱い思いが大切じゃないですか。
特に初心者はモチベーションが大切
とくに、まだブログへのアクセスが少なく、ブログでほとんどお金も稼げてない初心者ブロガーは、そんな「無風」状態のなかでも、文章を書き続けるには、書くこと自体に喜びを見出すしか描き続ける方法がないじゃないですか。
なのに、文章技術を解説した本を読むと、自分の文章の下手さに気づきやすくなって、逆に、文章を書くモチベーションが削られます。
「自分の文章ってこんなにも下手だったのか~」
って、気づきます。
下手くそのまま文章を書き続けるには、技術論よりも自分がへこまないようにする精神的ケアの方が大事です。
書くモチベーションを上げる環境を作ろう
書くモチベーションを上げるには、文章を書きたくなるような真の「文章力上げ本」を読むだけはありません。
ブログを運営しているとわかりますが、なぜか不思議と筆が進むときって必ずあると思うのです。
そのときの状況をすかさずメモして、出来るだけ筆が進む環境を再現するようにしましょう。
モチベーションが上がる環境は人それぞれだと思います。
一般的に考えられるのは、
- カフェで書く(場所)
- 特定のガジェットで書く(道具)
- 朝方に書く、寝る前に書く(時間)
- 特定のBGMをかける(音楽)
などが挙げられると思います。とりあえず試してみるのが良いです。
ある人は、映画『ベルリン・天使の詩』のBGM(ベルリン・天使の詩 オリジナル・サウンドトラック)をかけると、原稿が進むという人もいました。
誰しも書くモチベーションが上がる環境がきっとあるはず。
わたしの書くモチベーションが上がる環境
ちなみに、わたしが筆が進む環境は以下です。
- 寝起きに書く
- イケダハヤトのブログを読む(オススメ)
- 福満しげゆきのコラム本を読む→僕の小規模なコラム集
- 宮台真司の本を読む→日本の難点
- 内田樹の本を読む→困難な成熟
- 赤坂真理の本を読む→モテたい理由 (講談社現代新書)
ご参考まで。
まとめ~「ゴミ」記事を書きまくろう~
長くなりました。
ここまで書いて読者を説得できたかは不明ですが、そろそろ記事のまとめに入りますね。
この記事で言いたかったこと、それは、
- 一般的な「文章力上げ本」を読んだだけで、上手い文章を書けるようになる可能性は低い。
- むしろ読むたびにうまく書けないとという挫折体験を積み上げて、書くことを嫌いになってしまいかねない。
- 真の「文章力上げ本」とは、読めば文章を書きたくなる本。
- 文章を書くモチベーションを上げる環境を出来るだけ整えよう。
本を参考にしつつも、実際に書きまくり、技術を体で会得する必要があります。
とにかく文章を書きましょう!
下手な文章でも仕方ないじゃん、初心者なんだし。
これが「文章力上げ本」を何冊読んでも、文章をうまく書けずに困ってる人へのアドバイスになります(初めに書いたように、ほぼ自分に向けて書いてる記事です)。
「文章力上げ本」は、すでにお手元にある2~3冊で十分。
この記事が、あなたの「文章力上げ本」の買いあさり防止に繋がれば。
編集後記
まだ「文章力上げ本」を持っていない人へ。
30冊以上「文章力上げ本」を購入した私がオススメする厳選3冊。
とりあえずこの3冊で十分だと思いま
※注意:くり返しになりますが、すでに同じような本を持っている人は、購入する必要はありません。