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【3000円投資】投資初心者が「三井住友TAM-世界経済インデックスファンド」と「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を比較して分かったこと

こんにちは。投資で一山儲けたいアキラです。

今回は、バランス型投資信託の代表格である

・「三井住友TAM-世界経済インデックスファンド」
・「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」

の2つを比較してみて、わかったことを話します。

わたしの「バランス型投資信託」投資経歴

2017年9月から、SBI証券の一般口座で、「三井住友TAM-世界経済インデックスファンド」を、毎月3000円積み立てています。

なぜ数ある商品から「三井住友TAM-世界経済インデックスファンド」を選んだのか。

その理由は、投資を勉強している人ならばおなじみの本、「はじめての人のための3000円投資生活」(横山光昭 著)で、この商品がイチオシとあったからです。

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わたしはこの本から投資の勉強を始めたのですが、初心者は素直にプロにしたがうのが良いと考え、本でイチオシとされてる商品をそのまま買いましたよ。3000円とそれほど高額でないなので、「失敗してもいいや」と気軽に始めました。

「ホントに良い商品なのか?」という疑問が沸く

で、その後30冊以上投資の本を読んだり、ネットで調べてるうちに疑問に思ったことがありまして、それは、

「三井住友TAM-世界経済インデックスファンド」ってホントに良い商品なのか?

です。

「そんなに良くないんじゃ?」と思った根拠

「三井住友TAM-世界経済インデックスファンド」への疑念の根拠を挙げますと、

【一番の理由】低コスト競争が起きてるなか、バランス型投資信託とはいえ、信託報酬0.54%は割高に感じる。

【他に選択肢アリ】もっと信託報酬が低い、バランス型投資信託が他にいくつかある。

【感情論】実際買い始めて、半年ぐらいの間、ほとんどの期間で、損益がマイナスだった気がする(データを見ると私の勘違いかも)。いつもマイナスだとつまらん。

【個人的理由】分散投資の点から、株式の比率を低くしたかったのですが、「三井住友TAM-世界経済インデックスファンド」は、株式50%・債権50%と、株式の比率が高い。

下の2つは個人的事情ですが、上2つを理由に「三井住友TAM-世界経済インデックスファンド」で良いのか迷っている人も多いはず。

信託報酬高すぎじゃね?
ほかにもっと良いバランス型投信あるんじゃね?

で、ほかに良さげなバランス型投資信託はないかと探して、注目したのが、

「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」

というわけです。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、信託報酬0.1728%です。

「世界経済インデックスファンド」より、0.3672%も低い。
これは、長期投資では大きな差になります。

ちなみに、「5年以上の長期運用を考えている場合、信託報酬は『0.1%』違うのならば、乗り換えを検討する価値がある」という投資専門家の意見を耳にしたことがあります。

かつ、株式比率も37.5%と低いので、わたしが望んでるようなバランス型投信です。

さらに、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、「3000円本」で「こちらもオススメ!」と、「世界経済インデックスファンド」の次に推奨されています。

・信託報酬が、0.3672%も低い。
・株式比率が、低い。
・3000円本でもオススメされてる

「これはもう決まりだろ!」と、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」への乗り換えを検討すべく、両者をネットで調べましたよ。

結論から言うと

検索上位にくる他サイトの記事30ぐらい読んで、わたしが理解したことをまとめますと、

・思ってたより「世界経済インデックスファンド」は悪い商品ではなかった。今、2018年6月現在も、オススメできる商品だった。

・両者は一長一短ある。当たり前だが、どちらがより儲かるかは分からないし、どちらが良いかは人による。

・ちなみに過去のデータによると、「世界経済インデックスファンド」は、値の「増減幅」が大きく、それに比べて、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、値が安定している傾向あり。

・どっちの商品を選ぶにしろ、一般口座ではなく、「つみたてNISA口座」で投資すべき。

・いずれの商品にせよ、月3,000円ではそれほどの資産を築けない。老後の資産形成の観点からは、20年間、月3万円ぐらいは投資したい。

「世界経済インデックスファンド」と「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、どちらも良い商品なので、どっちを選んでも大丈夫、それほど大きな違いはない、という理解に至りました。

好みで選んで良し、というか「世界経済インデックスファンド」でも、全然OKみたいですね。

0.54%という信託報酬の高さは気になりますが…

「世界経済インデックスファンド」について学んだこと

今回、「世界経済インデックスファンド」を勉強して学んだことを確認します。

  • 投資比率のバランスの良さが、好評価の理由の1つ。
  • 6資産への分散投資商品は、案外少ないので、希少価値あり。
  • 債権の割合が計50%と多いことが、リスク管理に繋がってる。
  • 特徴は、日本への投資比率が低いこと。100%のうち、日本株式5%、日本債券5%と、計10%だけ。
  • 特徴は、新興国への投資比率が高いこと。新興国株式15%、新興国債権15%と、計30%もある。
  • 昨今の低価格競争を鑑みると、「信託報酬0.54%は高めだ」という指摘は目立つ。
  • 2018年に入って、人気に陰りが出ている。
  • 三井住友トラスト・アセットマネジメントという会社は、それほど価格競争に熱心ではないらしい。

です。
やや人気に陰りが見え始めた、往年の主力商品と言えます。

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」について学んだこと

一方、「Slim バランス(8資産均等型)」について学んだことを確認すると、

  • 信託報酬0.1728%は、「かなり低い」という好評価が、ほとんどだった(わたしが確認した範囲では、全て)。
  • 2018年に入り人気上昇中。「世界経済インデックスファンド」の人気を追い越した感あり。
  • 一部の投資家から、「8資産均等は合理的でない」との批判もある模様。

です。
近年登場した、有力な若手スター候補と言えます。

まとめ~3つのポイント~

最後に、今回の記事をまとめますと、

・どちらも良い商品なので、どっちを選んでもOK。必要以上に迷う必要はなく、各自の好みで選んで良し。

・できれば投資は、一般口座ではなく、つみたてNISA口座で行うべし。

・できれば投資額は、月3000円ではなく、月3万円ぐらいまで増やすべし。

になります。

「どっちが良いのか」なんて迷ってる暇があるなら、すぐにでも「つみたてNISA」を始めて、経済的余裕がある範囲で、毎月の投資額を増やすべきですね。

なので、わたしとしては、とりあえず「世界経済インデックスファンド」への3000円投資はそのまま継続し、「つみたてNISA口座」をすぐ開設しようと思います。

※追記 2018年10月現在、「世界経済インデックスファンド」から「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」に乗り換えました。「つみたてNISA」は、まだ始めてません。理由は、始めるのが面倒くさいから…。

編集後記

今回記事を書くにあたり、いろいろなブログを訪問しました。

一般的に投資系ブログはレベルが高く、ブロガーとしては「激戦区」ですね。このエリアで、他人より一歩先のブログを作るのは、相当難しい気がします。

ただ、ブロガー視点から気になった点も、いくつかあります。

・(SEO対策かも知れないが)1記事の文章量が多い長文記事が目立つ。情報てんこの盛り記事は、初心者には読みにくい。

・どのサイトも似たような情報てんこ盛り記事ばかりなので、サイトの独自性が見えにくくなってる。

ブロガーとしては、ここら辺に活路がありそう。

今後も初心者の目線から、投資に関するわかりやすい記事を書いていきます。

 

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