付加年金

付加年金を申し込みに市役所に行ったら、10分で手続きが終わった話(付加年金への加入手続きと申し込み方法まとめ)

年金はすこしでも増やしておくことが大切。とくに自営業者!

こんにちは。自営業者でアラフォーのアキラです。

先日、付加年金を申し込みに、近くの市役所へ行ってきました。

付加年金制度について

わたしの体験談を話す前に、付加年金制度について、ごく簡単に説明しますね。

付加年金とは、国民年金に納付額を月400円上乗せすることで、年金の受給額を増やせる制度です。

付加年金制度に加入するためには、いくつか条件があるのですが、おもな条件は以下の3つになります。

  1. 一号被保険者もしくは任意加入被保険者であること
  2. 65歳未満であること
  3. 国民年金基金に加入していないこと

付加年金は、基本的に「一号被保険者」、たとえば、自営業者や学生が加入できる制度です。

・加入できる人:自営業者、学生、無職
・加入できない人:サラリーマン、公務員

なので、サラリーマンや公務員のかたは、付加年金には加入できませんので、この記事を読む必要はありません。

付加年金制度のメリット

付加年金に加入することで、受給する年金額を増額できますし、わずか月400円ですが、付加保険料として納付したお金は、所得控除の対象にもなります。

付加年金は、手軽に始めやすいのが魅力です。

手続き・申し込み方法

で、どうすればこの付加年金制度に加入できるかですが、ネット上では出来ません。

付加年金加入の手続きにすべきことは、

  • 年金手帳身分証明書(例:運転免許証、マイナンバーカード)を持って、
  • 近くの市区役所または町村役場の年金課に行くこと

これだけです。

私の体験談

市役所での加入手続きにかかる時間は、市役所の混み具合にもよるでしょうが、おそらく短時間ですみますよ。

わたしの場合、平日水曜の11時ごろ、近くの市役所に行ったのですが、待ち時間を含めても、10分もかからず、付加年金申し込みの手続きを、すべて終えることができました。

手続きを終えて市役所を出た時は、昼間のまぶしい太陽の光と、手続きをやり終えたぞ!という達成感に、体が包まれたのを覚えています。

メンドクサイ手続きは一切なし

市役所でする手続きについては、年金課の事務員がていねいに説明してくれます。こちらは、それにしたがってやれば良いだけです。

具体的には、「ここに名前や住所を書いてください」と言われたので、「付加年金加入申出書」という紙に、自分の基本的な個人情報を記入しました。

それ以外でやったことといえば、
・事務員の人に年金手帳を渡して、
身分証明書(わたしは運転免許証を持っていないので、マイナンバーカード)を提示したぐらい。

職業など、何か根掘り葉掘り聞かれたり、ややこしい手続きをする必要は、一切ありませんでした。

つまり、市役所でおこなう付加年金への加入手続きは、極めてカンタンということです。

市役所に「付加年金へ加入申し込み」に行く場合、持参するもの、いらないもの

持参するものは、

・年金手帳
・身分証明書

この2つです。

年金手帳だけでなく、「身分証明書」の提示も求められました。

「身分証明書」も必要!

私が行った市役所のホームページを見ると、付加年金の加入に「年金手帳の持参が必要」ということは書いてあったのですが、「身分証明書」は持参すべきものとして書いていなかったので、記載漏れだと思います。

念のため、別の市役所のホームページを確認したところ、「本人確認ができる身分証明書を持参」と明記している場合もありました。

なので、どの市役所に行く場合も、「身分証明書」を持っていくのが良いと思います。

ちなみに、わたしは運転免許証を持っていないので、「写真付きのマイナンバーカード」を身分証明書として提示しましたが、大丈夫でした。

おそらく「健康保険証」でも大丈夫のはず(「年金手帳」と合わせて提示するので)。

不要なもの

・印鑑

一応持っていったのですが、代理人ではなく本人が直接来訪した場合は、不要みたいです。印鑑を使う場面はありませんでした。

お金はどう払うのか

その場(市役所)では払いません。後日、付加年金の付加保険料を払うことになります。

付加保険料の払い方法は、国民年金の一般保険料と同じ支払い方法に、特に手続きをせずとも、自動的になるようです。年金課の事務員の方から、そのような説明を受けました。

付加保険料の支払い方法=一般保険料の支払いかたと同じ

なので、国民年金の一般保険料を、たとえば、「納付書」を利用して、近くのコンビニで支払っているという人は、今後は、一般保険料に付加保険料が加算された額が記載された「納付書」で、保険料を払うことになります。

付加保険料の支払い方の例
・一般保険料を「納付書」を利用して支払っている場合→後日、付加保険料込みの「納付書」が送られてくる

・一般保険料を「口座振替」にしている場合→後日、付加保険料込みの金額が口座から引き落とされる

・一般保険料の「前払い制度」を利用している→付加保険料も「前払い」することになる

一般保険料には「前納割引制度」という制度があるのですが、これを利用している人は、付加保険料も前払いすることになります。

ちなみに、付加保険料を2年分前払いすると、毎月払った場合と比べて、380円ほどオトクになります。

付加保険料は、月400円ですので、2年の前払いで、約1か月分の付加保険料が安くなるということです。

2年分の付加保険料の前払いで、約1か月分の付加保険料がオトクに!

この「2年の前納で、約1か月分オトクになる」というのは、一般保険料と同じですね。

※補足事項
年金の一般保険料は、2年分前納することで、約1か月分弱の保険料に相当する約15,000円が割り引かれます。
国民年金保険料の「2年前納」制度

市役所に行ったあとにすべきこと

市役所に行ったあとの、やや細かい話をします。

国民年金の一般保険料を「口座振替」としている人も、

・金融機関の手続き上の問題が起こった
・前払い制度を利用している

といった場合は、「口座振替」が始まるまでの期間分の付加保険料は、「納付書」を使って払うことになります。

細かい話:年金の保険料を「口座振替」としている人も、初回の付加保険料は「納付書」を使って払わなきゃいけない場合がある。

その場合は、後日、日本年金機構から自宅へ「納付書」が送られてくるので、「納付書」に記載されている期限まで、「納付書」を使って、近くの金融機関やコンビニで、付加保険料を払うことになります。

ちなみに「コンビニでの年金保険料の支払い方」を説明すると、レジにて、店員に「納付書」を提出すれば、あとは店員がやってくれるので、客はその場で保険料を払うだけです。

保険料を払ったあとは、店員から、コンビニのハンコが押された受領書(「納付書」から切り取った「チケットの半券」みたいな奴)を受け取るのを忘れないようにしましょう。

見習い店員だと、一連の作業をモタモタされる場合もありますが、温かい目で見守りましょう。コンビニの店員さんは覚えるべき仕事量が莫大ですから。

初めてコンビニで年金を払うときはドキドキするかもですが、一度やれば、すぐ慣れます。

10円安く済んだ

私の場合、市役所に行ってから10日後ぐらいに、「4か月分の付加保険料を期限までに払って」と書かれた「納付書」が、自宅のポストに送られてきました。

なので、「納付書」を持って近くのコンビニまで行き、付加保険料4か月分1,990円を払いましたよ。

付加保険料は月400円なので、4か月分だと「400円×4か月分=2,000円」になる計算ですが、年金の前納制度を利用している関係で、10円安くなりました。

わずか10円ですが、ちょっとしたお得感が、嬉しかったです。

年金を前払いする経済的余裕のある人は、ぜひ前納制度を利用すべきだと思います。

前述しましたが、付加保険料の支払い方法は、一般保険料の支払方法と同じになります。

なので、付加保険料の前払い制度を利用したい人は、一般保険料で、前払い制度を利用する必要があります。

イデコ利用している人は届け出が必要

それとイデコ(個人型確定拠出年金)を利用している人が付加年金を開始する場合、イデコへの拠出限度額が変わる関係で、届け出が必要になります。

SBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)のプランを利用しているお客様(加入者及び運用指図者の方)が以下のような事由に該当した場合、国民年金基金連合会等に対し届出が必要となります。

付加保険料の納付開始、または終了した旨の届出、および掛金額の調整をする必要がある

各種変更手続きのご案内(加入者さま向け)

イデコを利用している人は、忘れずに届け出ましょう。

届け出の方法については、各自利用している金融機関のホームページ等を参照してください。

まとめ

以上、付加年金の手続き・申し込み方法などを、実体験を交えて書いてきました。

一言でまとめると、「付加年金に加入できる人は、いますぐ付加年金を申し込みに、近くの市役所に行け」ってことです。

付加年金を始めるのに、難しい手続きは一切ありません。

億劫がって、なかなか付加年金に加入しなかった過去の私を反面教師にしてください。

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